富士川町特集
[山梨県]
本町は、甲府盆地の南西部に位置し、一級河川富士川に沿って集落が発達してきました。
西には、櫛形山や源氏山などの2,000メートル級の山々がそびえ、それらを源とする戸川や大柳川などが町内を流れ、人々の生活を潤してきました。
当地は、富士川舟運を中心とした物資の往来や身延山参詣などの人の行き来の拠点として栄え、物資の輸送や人々の足が鉄道や自動車に代わった現代でも、静岡と甲府、あるいは長野方面を結ぶ交通の要衝にあります。
さらに、中部横断自動車道の建設が進められており、中央自動車道の双葉ジャンクションから下部温泉早川インターチェンジまでの区間が開通し、首都圏からの往来が容易になりました。令和2年内には、双葉ジャンクションから新清水ジャンクションまでが全線開通する予定であり、さらに交通や物流に大きな変化が見込まれます。
富士川町のいいトコ!!
富士川町で憩い・楽しむ
道の駅 富士川
増穂パーキングエリア(下り線)から利用できるハイウェイオアシス「道の駅 富士川」。コンシェルジュのいる道の駅として、たくさんの人が訪れ、賑わいを見せています。観光案内、特産品の紹介、お土産の相談、季節野菜の紹介など幅広い相談にお答えします。
所在地 | 富士川町青柳町1655-3 |
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電話番号 | 0556-48-8700 |
まほらの湯
「まほら」とは、万葉集にも謳われた「すばらしい場所」という意味の言葉。町の人たちから愛される、8種類の風呂を楽しめる憩いの湯。
所在地 | 富士川町長澤1757-2 |
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電話番号 | 0556-22-7227 |
富士川町交流センター塩の華
富士川舟運の栄華をしるす「舟蔵」を模した建物で、鰍沢宿の文化・歴史・観光を発信。 地元の新鮮な農産物や鰍沢塩などオリジナル特産品が充実。 郷土食提供施設「瀬音」も併設しています。
所在地 | 富士川町鰍沢4852-1 |
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電話番号 | 0556-20-2111 |
富士川町の名所・文化
ダイヤモンド富士
富士川町穂積地区。 「日出づる里」とも呼ばれるこの地区は、全国でも有数の、ダイヤモンド富士の観測スポットです。 12月20日頃から年始までの2週間ほど観ることができ、富士山頂からの日の出時刻は午前7時20分前後となっています。
ダイヤモンド富士とは、富士山の山頂部と太陽が重なる現象で、太陽がダイヤモンドのように美しく見えるため、こう呼ばれるようになったといいます。
大法師公園
「日本さくら名所100選」にも選出される桜の名所です。春になると全山2,000本の桜が咲き競い、小高い丘を淡いピンク色に染め上げます。
大柳川渓谷
大柳川は、甲斐源氏の祖・源義光の居城跡と伝 えられる源氏山を水源とし、その流れは富士川へ と続いています。豊かな自然が溢れる渓谷内に は、5つの滝と10本の吊り橋があり、全国的に珍 しい「く」の字に曲がる階段橋や、観音様が宿ると 言われる伝説の滝を楽しめます。
富士川町の特産・名物
みみ料理
十谷の集落に伝えられている郷土料理の一つです。作り方は、小麦粉をよく練って薄くのばし、3センチ四方くらいの正方形に切り、一方の隣りあった2つの角をつまんでくっつけて「箕」(農作業で使う道具)の形を作ります。
この「箕」が「みみ」となったらしく、また形が耳に似ていることからも「みみ」と呼ばれるようになったといわれています。
煮干でだしをとり、鍋でゴボウ、大根、さといも、カボチャ、ニンジンなどと一緒にみそで煮込みます。
「みみ」は、正月や祭りなど大勢の人が集まるときに作られます。
トマト(桃太郎)
平林地区で露地栽培されています。かつて全国的に有名だった「平林トマト」。標高800メートルの冷涼な気候と、昼夜の温度差を生かして作られています。酸味と甘味のバランスが良く、完熟しても果肉がしっかりし、日持ちの良いのが特徴です。
西洋なし
近年、町の新たな特産品を目指し、ラ・フランスをはじめとする西洋なしの栽培が進められてきました。うっとりする香り、とろける甘味はくだものの頂点、女王と言えます。風の少ない地域で、土壌・気候に恵まれ太陽の光を浴びて、甘くみずみずしい果実を収穫しています。