宮田村特集
[長野県]
上伊那郡の中央部に位置する宮田村は、東西11キロメートル、南北3.8キロメートル。太田切川左岸の扇状地である平野部と、中央アルプス駒ヶ岳に至るまでの深い山地からなっています。北東に向かって緩やかに傾斜していた平野部は、太田切川と小田切川、大沢川によって削られた河原と、その間の細長い台地に分かれ、山麓には幾つかの小さな扇状地が発達しています。
生活圏が半径約2.5キロメートルと非常にコンパクトな村です。
宮田村のいいトコ!!
宮田村で憩い・楽しむ
中央アルプス国定公園
令和2年3月27日、「中央アルプス国定公園」が誕生しました。宝剣岳・千畳敷カールから木曽駒ケ岳までの特別保護地区は176ヘクタールで、その大部分が宮田村です。日本で2か所しか確認されていない氷河湖 濃ケ池や、国内に唯一存在するペーブメント(石畳)、日本で最初に発見されたU字谷(こく)の黒川渓谷など、木曽駒ケ岳以外にも多くの貴重な場所があります。
宮田高原
宮田高原キャンプ場は、標高1,650メートル、360度見渡す限りの大自然と、展望台からの眺望が魅力です。
ログハウスやオートキャンプ対応のテントサイトのほか、炊事場やシャワー室も完備しています。
ふれあい広場
遊びのリゾートピア宮田村総合公園ふれあい広場!
子どもに大人気の全長70メートルのジャンボすべり台やローラースケート場、イベント広場の設備があり、水と緑にあふれたゆとりある公園です。
週末には多くの家族連れで賑わいます。
宮田村の名所・文化
中越遺跡
約6500年前の縄文前期前葉の集落跡は規模が極めて大きく、台地の北縁の東西300メートル南北180メートルの範囲に広がり、これまでに確認できた家の跡は200軒を超え、縄文前期では本州最大級の集落遺跡です。
伊那街道 宮田宿
宮田宿の規模は南北160間(約300メートル)。幅5間半(10メートル)の広い通りに面した両側に、板葺き石置き屋根の商家や民家がびっしりと並んでいました。1890(明治23)年の大火のあとには、南半の建物の多くが土蔵造りに改められました。
令和5年1月には宮田宿の建造物5件が国の登録有形文化財に登録される予定です。
宮田宿本陣旧新井家住宅
移築復元された宮田宿本陣「旧新井家住宅」は、伊那街道で唯一現存する本陣として、貴重な建物です。「本陣」は、藩主や旗本が休憩や宿泊の際に使用した施設で、飯田藩主をはじめとする有力者達が、江戸へ向かう参勤交代の際などに利用していました。母屋、座敷棟と表門、土蔵が、昭和62年に長野県宝に指定されています。
宮田村の特産・名物
マルスウイスキー
標高2956メートルの中央アルプス駒ヶ岳から流れ出る天然の清冽な水と、豊かな森林が育む冷涼な環境の中で生まれ、熟成されるマルスウイスキーは、ブレンデッドウイスキーを初め、個性的なシングルカスクなど、希少なウイスキーを生み出しています。また、2013年にはWorld Whisky Awardのブレデッド・モルト部門において世界最高賞を受賞し、宮田村から生まれたウイスキーは世界的にも評価されています。
信州みやだワイン 紫輝
中央アルプス山麓宮田村の栽培農家が丹精こめて作った、ヤマソービニオン種を醸造したワイン。ほのかな山ぶどうの香りと、カベルネのもつ艶やかな味わい。それにアルプスの峰々が夕焼け色に染まるように赤紫に輝く色合いを、じっくりお楽しみください。
宮田村の地ビール
宮田村の清らかな水を生かした独自の一品。宮田村の自然が味わえる。