多度津町特集
[香川県]
香川県の讃岐平野の中部に位置し、北は風光明媚な瀬戸内海国立公園に接しています。行政区として、陸地部より7.4キロメートル沖に高見島、14.8キロメートル沖に佐柳島があります。
多度津町のいいトコ!!
多度津町で憩い・楽しむ
佐柳島
多度津港からフェリーで約50分、高見島の先にある小さな島です。島の南側から山に伸びる石段を登っていくと中腹には大天狗神社があり、そのさらに奥からは瀬戸内海の絶景を望むことができます。かつての土葬の風習をいまに伝える、埋め墓と参り墓からなる両墓制は香川県の有形民俗文化財にも指定されています。また最近では猫がたくさんいる島としても有名になり、猫を目的に島を訪れる人たちも見られます。
高見島
小さな島に標高297.3メートルの龍王山があり、島の大半が急傾斜地です。その斜面に集落を構えるために築かれた浦地区の立派な石垣が往時の隆盛をいまに伝えます。古き良き日本を思い起こさせる美しい風景は『瀬戸内少年野球団』や『男はつらいよ 寅次郎の縁談』など名作映画のロケ地にも選ばれたほどです。また、2013年、2016年、2019年に開催された瀬戸内国際芸術祭では会場の一つとなり、2022年も秋会期の会場となる予定です。
龍王山
龍王山(297.3メートル)には、宮があり雨乞いや大漁祈願の祭りが行われています。また、山頂からは弥生土器が見つかっており、弥生時代の高地性集落があったとされています。頂上付近にある龍王宮社叢は県指定文化財となっています。
多度津町の名所・文化
八幡神社
本浦に位置する八幡神社には、文政7年(1824年)奉納の北前船の模型があります。交易の成業としていた当時の佐柳島の人たちのようすを偲ぶことができます。
大天狗神社
つづら折りになった石段を登り、頂上まで行くと、珍しい大天狗の石像があります。参詣すると、失せ物が見つかり、また、泥棒除けにもなるという言い伝えがあります。
大聖寺
傾斜地の集落の中を散策していると、風情のあるお寺や神社を発見できます。小さな島にも関わらず、島内には1ヶ寺、1神社があります。
多度津町の特産・名物
白方ぶどう
温暖な気候と水はけのよい傾斜地という好条件からぶどうの産地であり、「白方ぶどう」のブランド名で西日本有数の産地となっています。
オリーブ
オリーブの育成に適した豊潤な土地を活かして近年、栽培が盛んとなっています。収穫したオリーブは、オリーブオイルや新漬けなどへ加工もされています。
白方かき
備讃瀬戸の豊かな海で育った「白方かき」は県内産として初めて商標登録されました。ぷりっと引き締まった大きな身が特徴です。