矢巾町特集
[岩手県]
矢巾町は、徳田村、煙山村、不動村の3村が合併し、昭和30年に矢巾村として誕生しました。昭和41年に町制施行し、現在に至ります。県内のほぼ中央に位置し、県庁所在地である盛岡市の南に隣接する、都市と農村が程よく融合した町です。中心部はJR矢幅駅、医科大学と附属病院を中心に都市的なまち並みが形成され、街中から町全体に掛けて、田園風景が広がっています。鉄道に加え、国道4号が町内を通り、東北縦貫自動車道に接続する矢巾スマートインターチェンジが設置され、交通の利便性も良好。県内市町村で2番目に小さい面積67.32平方キロメートルの中に魅力が凝縮されており、誰もが住みやすさを感じられる町です。
矢巾町のいいトコ!!
矢巾町で憩い・楽しむ
南昌山と煙山ひまわりパーク
矢巾町のシンボル「南昌山」は標高848メートル、昔から「青龍大権現がすむ山」として山頂に雨乞い信仰の獅子頭が奉納されています。家族向けのハイキングコース、上級者向けの前倉コースなど自然とふれあう憩いの場としても親しまれています。また、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の舞台とも言われています。
矢巾町ロードレース大会
矢巾町ロードレース大会は、町民を主に招待選手を含めた約900人の選手が参加する、町の一大スポーツ行事です。親子や学生ランナーが、秋のさわやかな風を感じながらマチナカを駆け抜けます。
町営キャンプ場
煙山ダムの近く、南昌山自然公園内にあるキャンプ場です。木陰の中にテントを張るため真夏でも涼しく、アウトドアを楽しむことができます。炊事場がありますのでテントさえあれば誰でも利用できます。
矢巾町の名所・文化
さんさ踊り
岩手県を代表する文化である「さんさ踊り」。矢巾町でも、多くの人が取り組んでいます。古くから各地に根付いてきた伝統ある踊りは地域ごとに特色があり、保育園の園児から地域のベテランまでが、文化の継承と魅力の発信に携わっています。
徳丹城跡
徳丹城は、平安時代初期の弘仁3年(812年)頃に、時の征夷将軍 文室綿麻呂(ふんやのわたまろ)によって造られた律令国家最後の城柵です。大きさは一辺の長さが約355メートルの方形。中央には約77メートル四方の政庁が存在しました。
令和2年度~6年度の5カ年計画で環境整備事業を実施中で、整備完了後には、より歴史の趣を感じられる史跡公園となるでしょう。
スミつけ祭り
四百数十年前から受け継がれている奇祭。境内に積み上げられた杉枝の大山の中に観音様を掘り込んだ木柱を入れて燃やし、消し炭をお互いの手や顔へとこすりあう。別名歳祷焚き(せあどたき)と呼ばれ、スミをつけられた人は災難消除や無病息災が叶うといわれています。
矢巾町の特産・名物
ズッキーニ
生産量は東北一!アイデア次第でいろいろな料理に活用できる特長を生かして毎年、町民などを対象とした「ズッキーニレシピコンテスト」を開催しています。
米
矢巾町から紫波町にかけての田園一帯は日本一のモチ米産地。また、天皇家に献上されていた良質な米『徳田米(とくでんまい)』の産地でもあり美味しいお米が食べられます。
原木しいたけ
原木シイタケの生産量が県内1位!肉厚で旨味がたっぷりのシイタケは矢巾のソウルフード、やはばおでんにも欠かせない具材です。